寒くなると恋しくなる「シュトーレン」。でも実は、クリスマスだけじゃもったいないほど、風味豊かで栄養満点なお菓子なんです。今回は、そんなシュトーレンの魅力をぎゅっと詰め込んだ「シュトーレン風パウンドケーキ」のレシピをご紹介します。ドライフルーツたっぷりで、紅茶やコーヒーとも相性抜群！朝食やおやつにもぴったりですよ。
◆ シュトーレン風パウンドケーキの魅力
本来のシュトーレンは、ラム酒に漬けたドライフルーツやナッツをたっぷり練り込んだ、ドイツの伝統的なクリスマス菓子。表面には粉砂糖がまぶされ、時間が経つほど風味が深まるのが特徴です。
でも、シュトーレンは発酵生地で作るため、手間がかかるのが難点…。そこで今回は、発酵不要で手軽に作れる「パウンドケーキ風」にアレンジ。外は香ばしく、中はしっとり。まさに“いいとこ取り”のレシピです。
◆ 材料（18cmパウンド型1本分）
材料 (パウンドケーキ型 1本分)
全卵 100g(2個分)
グラニュー糖 60g
はちみつ 15g
（30分以上漬ける）
ドライフルーツミックス 80g
ラム酒 40g
ローストミックスナッツ 40g
溶かしバター 100g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 2g
シナモン 2g
溶かしバター 20g(使い切らなくて大丈夫です)
粉糖 適量
◆ 作り方
- ラム酒香るシュトーレン風パウンドケーキの作り方
ドライフルーツのラム酒漬け
-ドライフルーツに沸かしたお湯をかけて軽く混ぜ、水気を切る。
-ラム酒を注ぎ、軽く混ぜて密着ラップをし、冷蔵庫で30分以上漬け込む。 - 下準備
-バターを電子レンジで溶かしておく。
-ミックスナッツを粗く刻む。
-使用するボウルより大きい器にお湯を注ぎ、ボウルを浮かべる(湯煎) - 生地を作る
ボウルにグラニュー糖、全卵、はちみつを入れ、ホイッパーでほぐす。
-混ぜながら卵液を人肌まで温め、お湯から外す。
-ハンドミキサーで泡立て、白っぽくなり、垂らした生地が立体的な線を描くまで泡立てる。
-ラム酒漬けのフルーツとナッツを加えて軽く混ぜる。 - 仕上げの混ぜ込み
-溶かしバター（100g）に生地の一部を加え、乳化するまで良く混ぜる。
-全体の生地に戻し、しっかり混ぜ込む。
-薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンをふるいながら加え、粉気がなくなるまで混ぜる。 - 焼成と仕上げ
-クッキングシートを敷いたパウンド型に生地を流し入れる。
-串で底から優しく混ぜて空気を抜く。
-170℃に予熱したオーブンで約40分焼く。
-焼き上がり後、型から外し、溶かしバター（20g）を全面に塗る。
粉糖をたっぷり振りかけ、ラップで包んで冷蔵庫で20分以上冷やす。
-冷えたら再び粉糖を全面に振りかけ、30分ほど休ませる。 - 完成！
-好みの厚さにカットして提供する。
-食べきれない場合は個別にラップをして冷凍保存がおすすめ。
ポイント
ラム酒に漬けたフルーツの風味が引き立つ、大人向けのケーキです。
焼き上がり後の粉糖はたっぷりかけると見た目も華やかになり、保存性も上がります！
◆ 栄養と健康にも注目！
ドライフルーツには、鉄分や食物繊維、ビタミン類が豊富に含まれており、美容や腸活にも◎。くるみにはオメガ3脂肪酸やビタミンEもたっぷり。市販のケーキよりもずっとナチュラルで、罪悪感が少ないのも嬉しいポイントです。
また、スパイス（シナモン・ナツメグ）には血糖値の安定や冷え対策にも効果が期待できます。甘いだけじゃない、体にもやさしいケーキなんです。
◆ シュトーレンの由来って？
シュトーレン（Stollen）は、14世紀ごろのドイツ・ドレスデンで生まれたと言われる、クリスマス伝統菓子。その形は「産まれたばかりのキリストをくるんだ産着」を表しているともいわれ、家族で少しずつスライスして食べながら、クリスマスを待ちわびるという意味合いが込められています。
長く保存がきくこともあり、日が経つほど味に深みが出るのが魅力。今回のレシピも、数日置くことで味がなじみ、まるで本格的なシュトーレンのような味わいに近づきますよ。
◆ 作り方を動画でチェック！
季節を問わず楽しめる、シュトーレン風パウンドケーキ。忙しい日常に、ちょっとだけ心温まる時間をプラスしてみませんか？贈り物にも喜ばれますよ♪
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