ビーフン
原材料:うるち米
ビーフンとは、うるち米を原料にしてつくる押し出し麺で、 台湾や中国南部でよく使われています。中国語で米粉(ミーフェン)ミーフェン ている。
その製法は、精白米を水に浸漬→水びきし→ろ過→ 団塊に形成し→加熱→混練→ 押し出し→さらに加熱→冷却→乾燥して製品とする。
乾燥したビーフンは2回の熱処理で糊化されており、外見上は春雨に類似した白色半透明の固い線で、 淡泊な味で、弾力があるのが特徴です。
春雨
原材料:リョクトウやじゃがいもなどの澱粉
春雨とは、リョクトウやジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどから取れたデンプンを原料として作られる澱粉質食品です。 中国語では粉条(フェンティアオ)北京では粉絲(フェンスー)、台湾では冬粉(タンフン)と呼ばれています。
その製法は、原材料からでんぷんを取り出し→湯でこねる→糸状にして出す→100℃で茹でて糊化(α化)→水で冷やす→冷凍マイナス13℃〜マイナス15℃→解凍→乾燥→定寸切断→袋詰めです。
はるさめは保存食なので、虫やカビが付きづらく賞味期限は二年ぐらで、食感歯モチモチしているとが特徴です。
どっちがダイエットに向いている?
まず、2つの栄養素を比べてみましょう!
・ビーフン
(分量 100gあたり)
カロリー 360(kcal)
タンパク質 7g
脂質 1.6g
炭水化物 80g
・春雨
(分量 100 g あたり)
カロリー 342 (kcal)
タンパク質 0.1 g
脂質 0.2 g
炭水化物 85 g
見比べるとあまり大差がない感じがしますね。2つとも原料は炭水化物なので一見どちらもダイエットに不向きな感じがしますが実は、ビーフンの方にはある特徴があるんです!
ダイエットにはビーフン?
実はビーフンは低GI食品なのです。
GI値とは食べ物を食べた時の血糖値の上昇スピードを数値化したもので、急激に上昇するほど肥満の原因になり消化器系などの体の負担になります。
反対に、血糖値の上昇が緩やかだと体の負担も少なく肥満になりにくいとされています。
昨今の健康食ブームで低糖質や低脂質、高タンパクと共に注目されているこの低GI食品。
そしてビーフンはそのGI値が低い食品で、他の食品と比べてみても
白米のGI値は88で、うどん 85、パスタ 65
に対してビーフンは52となっています。なのでビーフンを食べると血糖値の上昇が比較的緩やかなためダイエットに向いていると言えるかもしれません。
腹持ちがいいビーフン
ビーフンの原料であるうるち米には食物繊維が豊富に含まれていて、食物繊維は水分を吸収して膨らむという性質があるので少量でも満腹感を感じやすく、また腹持ちも良いため、結果的に摂取カロリーを抑えることが出来ます。
また、よく野菜や肉などと一緒に調理されているため多くの栄養素が一緒に摂れると同時に他の具材でもお腹いっぱいになりますね!
注意も必要
ここまでの理由でいくらダイエットに向いているとはいえ、やはり高カロリーで糖質がたくさん含まれている炭水化物です。
食べる場合は、他の具材をたくさん入れてビーフン自体を食べすぎないように気をつけましょう!
また、濃い味付けによる『むくみ』にも気をつけなければいけません。一緒に入れる野菜やお肉などの素材の味を活かし、塩分は最小限に抑えるようにしてみましょう!